ケインズ経済学はじめました

以前の記事http://d.hatena.ne.jp/dfk3/20110712にも有る通り、経済学の勉強を始めて見た。
昨今の民主党及び菅直人の活躍ぶりを見るにつけて一介の小市民ですらまともに経済を勉強せねばならぬという境地に地味に到達したわけだ。
はてさて、早速喜び勇んで図書館に突撃して調達してきた書籍がなかなか数式に満ち満ちており、解読に時間を要している最中である。というか敢えて難しそうな本を撰んでみるという厨二病的解釈上も可能だろう。それはさておき、表題のケインズ経済学というところはとりあえずはまず手始めに基礎としてやってみようというところ。ケインズ経済学的に考えると昨今の不況は大規模な財政出動で簡単に片がつくということになる。
専門家の先生方からしてみれば「そんな簡単には行かない!」って意見が出てくるところであろうが、ここで重要なことは「初学者はまず基本を理解すべし」ということであり、何事も基本有りきから始まって徐々に高度な知識を取り入れつつ方向修正していけば良いのである。基本から順に理解することを無くしては応用策を理解できるはずがない。
さて仮にこのような基本的な策が通じるのであればそれは日本経済にとって打開策はすんごく簡単に得られることになるのでそれはハッピーな結末となる。何事も古典的な方法で解決出来ればそれに越した事はない。古典的な方法を検証した結果で検証おけーであればそれ以上の奇策を弄する必要は無いのである。
正常な景気刺激策が実行されないのは陰謀だとする考えもあるようだが、その論拠を理解する基本的な知識もないままに同調したりあるいは糾弾したりといった所作こそ最も恥じるべき行為であり、まずはその議論の土俵に上がる資格を可及的速やかに手に入れねばなるまい。
というわけで、試験終了チャイム直前の受験生の如く必死こいてという程ではないが勉強を始めてみたんだ。

今後、理解を深める手順として経済を単純なモデルに落とし込んでシミュレーションを実施することとする。
具体的には「1つの政府&1つの企業&1人の国民からなるモデル」の検証から初めて順次モデル中の参加主体の数を増減させ、その様子をバランスシートの分析により検証を試みる。
また世間には対内債務は国家財政の破綻には繋がらない(政府の自国民に対する債務は単に右のポケットから左のポケットに小遣いを移すだけであるから大した問題ではない)などの主張もあるので、この検証のためには前記モデルを一つの国家とみなして、複数国家が存在するモデルを検証する。
などなど考えてみる。

ついでにC#を使ってソフトを組んで数値計算をするなどして無駄に技巧に走ってみる。
数値計算ソフトをブラウザ上で動作させて閲覧者がパラメータを変えながら自由にシミュレーションできるようにする。
などといった余計なことは考えないことにする。