最大エントロピー法なる周波数解析
科学計測のためのデータ処理入門―科学技術分野における計測の基礎技術 (I・Fエッセンス・シリーズ)
- 作者: 河田聡,南茂夫
- 出版社/メーカー: CQ出版
- 発売日: 2001/12/01
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ウェーブレット解析は、フーリエ解析をベースとして、周波数に応じて畳み込み積分の区間を変えることにより、積分区間両端に生じるノイズを現象させるもの。
筆者の主張では、更に周波数解析の決定版として最大エントロピー法なるものがあるとのこと。
寄せ集めの書評その7
- 作者: 小笠原臣也
- 出版社/メーカー: 芙蓉書房出版
- 発売日: 2007/05/01
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カンブリア爆発の謎 ?チェンジャンモンスターが残した進化の足跡 (知りたい!サイエンス)
- 作者: 宇佐見義之
- 出版社/メーカー: 技術評論社
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- 作者: 垣見裕司
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2012/01/26
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震災時のGS業界の苦労は並大抵のものではなかった。
- 作者: 瀬渡直樹
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/10/02
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- 作者: 田渕俊雄
- 出版社/メーカー: 山崎農業研究所
- 発売日: 1999/07
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- 作者: 井上好文
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2011/04/27
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- 作者: 海沼勝,馬場忠人
- 出版社/メーカー: 柴田書店
- 発売日: 1974
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- 作者: 道上勉
- 出版社/メーカー: 電気学会
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- 作者: 田島慶三
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/01/13
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ドバイのまちづくり
- 作者: 佐野陽子
- 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会
- 発売日: 2009/10/01
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ドバイと言えば、オイルマネーで巨大な人工島だとか超高層ビルだとかを作っているイメージだったのだが、本書を読むとその源流にある哲学が解ってくる。
アラブ首長国連邦(UAE)というのは嘗ての砂漠の民の内の有力な部族が作った国の集まりである。要するに部族の長である首長の国の集まりだ。
そのUEAの中ではドバイが飛びぬけてオイルマネーに恵まれているわけではなく、実はドバイよりもお隣のアブダビの方が石油資源が潤沢である。
だが一般的なイメージとしてドバイはオイルマネーで強力に国土開発を推進している印象を受ける。実はこれはドバイの長である部族の教えにより、いつかは枯渇する石油資源を使い切るのではなく将来に向けての投資に変えようという意図があるのである。
ドバイの国土開発は話題性の高い超高級ホテルだとかが印象が強いのだが、実際には、大規模な港湾や空港を整備して物流の拠点を構築したり、資本を呼び込むために規制が緩和されたフリーゾーンと呼ばれる特別区を作ったり、或いは「観光資源として」超高級ホテルやらを造ったりしているのである。このようにして、オイルマネーが無くなっても国家が繁栄出来るための礎を築いているわけだ。
というわけで本書を読むとドバイのイメージはかなり変わる。ドバイはオイルマネーを浪費するキリギリスではなく、有限な石油資源を将来世代へ残す資源に変えるためにせっせと働くアリだというのが実情のようだ。
直立歩行―進化への鍵
- 作者: クレイグスタンフォード,Craig Stanford,長野敬,林大
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2004/10
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どのようにして原始的な類人猿は直立歩行の進化の道に入ることが出来たのか。食料を求めて森の中を動き回るうちに少しずつ長距離を移動できるように進化していった結果が二足歩行ではないかと著者は主張する。何とも味気のない説だが、極めて説得力の強い説とも言える。
これについては、著者は本書の中で「学説が世に受け入れられるのに必要なものはマーケティングである」とも主張しているのである。考古学の世界ではストーリーとして魅力的な説がより多く世に広まる傾向がある。例えば水生類人猿説http://ja.wikipedia.org/wiki/水生類人猿説などはその典型といえる。進化のミッシングリンクを埋めるための奇抜な仮説は一見面白く強い印象を与えるものだが、その「奇抜な仮説」が成立することは現実的に極めて無理があるのである。
それらを踏まえてよくよく考えると、やはり冒頭に述べた地味で、ある意味退屈な理屈が説得力を帯びてくるのである。
直立歩行は、人類が長距離移動をするにあたって抜本的な身体的構造の変化をもたらしたわけだが、その中でも最も大きなものは「呼吸と歩行リズムの切り離し」であると著者は主張する。四足歩行の猿(monkey)の身体構造であれば一日に数キロメートルの移動が限界だったところが、類人猿(ape)の身体構造から更に進んだ直立歩行により「呼吸と歩行リズムの切り離し」を獲得し数十キロメートルの移動が可能となったのである。
付記しておくと、猿と類人猿の身体構造の大きな違いは肋骨と肩甲骨の位置関係である。即ち、猿は肋骨が身体の側面に位置しているのだが、類人猿は背面に位置している。類人猿の構造は腕で木の枝をつかんでぶら下がって移動するのに有利なのである。またその結果、地面を四足歩行する際には所謂ナックルウォークとなる。ついでに書いておくと、木の枝と枝を移動するのはテナガザルの得意とする動きであり、テナガザル型の類人猿が進化の過程にあるとの説もあるようだ。
因みに、個人的な見解としては「呼吸と歩行リズムの切り離し」が長距離移動を可能とする最大の要因であったかについては疑問がある。何故ならば、四足歩行の馬は一日に数十〜百キロメートルも移動可能とされており、直立歩行の人間よりも遥かに移動能力に優れた四足歩行の例として挙げられるからである。だがおそらく、直立歩行により長距離移動が可能になったというのは四足歩行の猿に比較しての問題であって猿や類人猿を研究すれば納得のいく結論になるものと予想される。
さて、直立歩行による頸部の構造の変化により人類は言語を獲得しその結果高度な知能が発達し社会性を発展させた、というのは通説とされている。また手が使えるようになったことが知能発達の要因として大きいことも通説とされている。
だが、それ以外にも直立歩行が社会性を発展させる要因となった極めて大きな理由がある。それは、直立歩行型の骨盤に変化したことにより産道が狭くなり、出産が困難になったことである。その結果、群れの中で知識や経験のある個体が出産の補助をするようになった。また、出産後の赤子の世話についても群れで協力をするようになった。すると当然ながらその知識や経験を伝承していかなくてはならない。これも人類が社会性を発展させる大きな要因となったと私は考えている。
コーヒー学
- 作者: 広瀬幸雄,圓尾修三,星田宏司
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「これは一体どういうことだ!?」
風呂から這い上がったルシウス・モデストゥスは叫んだ。
その彼と我々日本人とを繋ぐ接点は一見して風呂文化にあるように思えるが、実はそうではない。真に我々の間にある共通項は未知の技術に対する真摯な探究心である。その探究心とひたむきさに、世界有数の工業国に属する我々日本人は感銘を受け、それを引き金としてローマ風呂文化の世界へと我々は引き込まれていく。
本書を読んだときの感動はそれに近いものがある。よくぞここまでコーヒーに対する探究心を極め溢れんばかりの知識と経験を手に入れたものだ。私は決してコーヒー狂ではないのだが、本書を読み進めるにつれて、筆者のコーヒーに対する並々ならぬ熱意に感銘を受けたのである。
さて、その筆者にコーヒーの焙煎技術について問えばこう答えるだろう。
焙煎されたコーヒー豆は、走査型電子顕微鏡で観察すると微細なハニカム構造となっている。即ち六角形の格子の連続した模様が描き出されるのである。焙煎して何故このような規則正しいハニカム構造を成すのか、それはコーヒー豆の細胞構造を表している。即ち、焙煎して熱が加わった際には、硬い組織である細胞壁が残り、細胞質は燃え尽きるのである。その細胞壁の構造がハニカム構造というわけだ。
そして抽出時にはこのハニカム構造の隙間に湯が入り込むことにより、挽かれた豆から旨味が抽出されるのである。勿論、豆の挽き方の極めて重要であり、適度に粗く、適度に細かく挽き、ハニカム構造が保持されつつも湯に触れる適切な表面積を確保せねばならぬのだ。
「ほこ×たて」という人気のテレビ番組をご存知だろうか?
その番組の中では、あるジャンルに精通して常人の域を脱した「マニア」と、そのジャンルのプロフェッショナルとが知識を競い合うという企画が多数ある。対決の序盤、そのマニアの変人・奇人ぶりに我々視聴者は当初は「若干キモッ」という念を抱く。だが、その対決を見続けるにつれ、マニアはその道を生業とするわけでもないはずであるのに、前述のローマ人に比類する如き探究心の片鱗を見せ付けるのである。そして対決が進行するにつれて当初の「若干キモッ」の念は常人を超越するために人生の数多の時間を費やしてきたマニアに対する尊敬へと変化する。そして対決終盤では探求を極める悦びを、マニアとプロフェッショナルと視聴者とが共有して感動のフィナーレを迎えるのである。
本書を読み進めたとき、私はそれと同種の感動を覚えた。確かに中盤では「若干キモッ」の念が頭をよぎったものの、本書を読み終わるころにそれは尊敬の念へと昇華されていたのである。
さて、その筆者にコーヒーの歴史について問えばこう答えるだろう。
現在は世界的に愛好されているコーヒーだが、もとはイスラム教徒の飲み物であった。
それがインドに持ち出されたのをきっかけとして、宗主国オランダによってヨーロッパに広まった。
しかし、ヨーロッパに伝来した当初は、「コーヒーは悪の異教徒であるイスラム教徒の飲み物であり、キリスト教徒がそれを飲むことは、悪魔がキリスト教徒の魂を取ろうとして仕掛けた罠に陥るものである」と時のローマ法王であるクレメンス8世に訴えかける宣教師がいたのである。だが、好奇心旺盛な法王は、これを飲み、叫んだ。「この悪魔の飲み物、あまりにも美味なり!異教徒に飲ませるには惜しき異なり!悪魔を欺かん!これに先例を施し、新のキリスト教徒の飲み物にせん!」
これがかの有名な、クレメンス8世が1605年に行ったコーヒー洗礼である。この年代以降はキリスト教徒もおおっぴらにコーヒーを飲めるようになった。
日本には1700年頃に長崎の出島を介して持ち込まれているが、苦くて飲むにあたはずとして広まることはなかった。日本には茶という嗜好飲料があり、また肉食文化にもなじみがなかったことから、コーヒーの味にはなじめなかったのである。このころ、最も日常的にコーヒーを味わっていた日本人は、出島に出入りしていた遊女ではなかったかといわれている。しかし、日本でも1854年の開国を機に西洋文化が入り込み、コーヒーの味になじんでいったのである。
さて、我々凡人が、一日の業を終えて風呂に入って体の疲れを癒そうとするとき、コーヒー狂の筆者はその日飲んだコーヒーの記憶を反芻することだろう。記憶から引っ張り出したコーヒーの味・香りを用いて脳内で官能試験のシミュレーションを繰り返し行うに違いない。極めるとはまさにこのことだろう。普通の人間がコーヒーが好きだというとき、その熱意は筆者の足元にも及ばぬことだろう。
寄せ集めの書評その6
- 作者: 吉田弘美,佐藤栄作
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板金加工が大体わかります。
最新版 モータ技術のすべてがわかる本 (史上最強カラー図解)
- 作者: 赤津観
- 出版社/メーカー: ナツメ社
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本当にすんごくよくわかる!
武器・兵器でわかる太平洋戦争―科学技術の粋を集めた日米の兵器開発戦争 (学校で教えない教科書)
- 作者: 太平洋戦争研究会
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だが残念ながら戦略において日本軍は敗れたのである。この記事でも書いたが、戦略とは単なる戦局でなく、国防の大戦略のことである。
図解雑学 CPUの働きと高速化のしくみ (図解雑学シリーズ)
- 作者: 山田宏尚
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- 作者: 臼田昭司
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
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ここまでわかった「黄砂」の正体―ミクロのダストから地球が見える
- 作者: 三上正男
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黄砂は大きいものは重くて風で飛ばないし、細かすぎるものは砂の粒子同士がひっついて飛ばない!
トコトンやさしい超伝導の本 (B&Tシリーズ―今日からモノ知りシリーズ)
- 作者: 下山淳一
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シリコン槽に基材を漬けて引き抜くと円柱状の結晶が得られる。それをワイヤーカッターで切断する。
RS232C-USB変換モジュール
秋月電子通商 AE-UM232R
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-01977/
USBから給電する場合はJ2をショート
更にJ1で外部出力用電源を選べます。
入出力をうまく考えないと機器が破損することもありそうだ。