寄せ集めの書評その5
- 作者: 藤村和夫
- 出版社/メーカー: ハート出版
- 発売日: 1997/03/27
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鰹節は薩摩で生産されて太平洋を経て江戸に入る。
日本を取り囲む海流の作用によって、産地と消費地があべこべになった面白い例である。
- 作者: 夏梅誠
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2008/06/19
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数式を使わずにイメージだけで説明するのは無理があるようだ。
却って解りにくい。
物事をよく理解するには数式を駆使したほうがわかりやすいこともある。
この分野は深く理解するか全く理解しないかのどちらかしかなく、中間は難しい。
昔の教科書を引っ張り出して復習をしなくては!
- 作者: 佐藤幸徳
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2012/04/01
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ジェットエンジンまで解説してます。
- 作者: 水野大樹
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2012/03/20
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武器の隆盛や衰退を見ると、その時代の技術の発展の度合いや文化とかがわかる。
というわけで兵器の研究は歴史を反映して面白いのである。
- 作者: 多摩川精機
- 出版社/メーカー: 工業調査会
- 発売日: 2002/01
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- 作者: 五十嵐脩,上野川修一,日本農芸化学会
- 出版社/メーカー: 学会出版センター
- 発売日: 1996/05
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- 作者: 高木宏之
- 出版社/メーカー: 光人社
- 発売日: 2010/08/01
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この高い技術力が、戦後復興に大いに貢献したのである。
海上ハイウェイ 超高速船―テクノスーパーライナーが物流の主役になる! (シリーズ 21世紀の最先端技術)
- 作者: 榊原弘一
- 出版社/メーカー: 一ツ橋書店
- 発売日: 1997/08
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しかしまあ造船能力というのはその国の国力の指標であり、時代遅れなどではないと感じるところだ。
石油のおはなし―その将来と技術 (おはなし科学・技術シリーズ)
- 作者: 小西誠一
- 出版社/メーカー: 日本規格協会
- 発売日: 2010/03
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- 作者: 鈴木八十二
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2008/10/01
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- 作者: 丸山悦子,山本友江
- 出版社/メーカー: 朝倉書店
- 発売日: 2005/04/01
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身近な調理現象が様々な科学的解釈と関連付けられていくところに面白みがある。
寄せ集めの書評その4
日本防衛の大戦略―富国強兵からゴルディロックス・コンセンサスまで
- 作者: リチャード・J.サミュエルズ,Richard J. Samuels,白石隆,中西真雄美
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2009/04/01
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- 作者: 東京電機大学,東電大=,東京電機大=
- 出版社/メーカー: 東京電機大学出版局
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酒 面白すぎる雑学知識―“生ビール”や“生酒”はどこが生なの?! (SEISHUN BOOKS)
- 作者: 博学こだわり倶楽部
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 1997/12/01
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- 作者: 南雲健治
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 1996/10/01
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ボイラーは燃料を燃やして水との熱交換が主要な課題のため、なかなか構造が複雑で繊細そうだ。
寄せ集めの書評その3
日本の軍隊マニュアル―帝国陸軍と陸上自衛隊『戦闘力』の比較検証
- 作者: 三根生久大,柚留木広文
- 出版社/メーカー: 光人社
- 発売日: 2002/12/01
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フランス、プロシア、アメリカ視察を終えて兵部少輔(しょうゆう)となった山縣有朋は徴兵制による国軍の建軍を画策していた。そのとき徴兵制を否定していたのは全国40万人の武士階級であった。
ここから本書は始まり、途中で敗戦を経て生まれ変わり、現在の自衛隊に至るまでの日本の軍隊についてその生い立ちから素性までを実に見事に分析している。
勇猛果敢な下士官が乱れた指揮系統の中で戦った結果として亡国を導いたとは良く言われるが、その組織の成因も極めて納得の行く説明がなされている。
よく言われる話として日本人の組織には有能な指揮官が生まれにくいと言われる。しかしこの論拠の大半は太平洋戦争における指揮系統の不備に基づくものであり、これをもって敗戦の原因を推し量れば循環論法に陥り有効な結論を得ない。
そう言ったある種のイメージに基づく日本人観を排して上で本書を読むことで、敗戦を導いた原因が推測できる。
本書では指揮系統の不備は極めて具体的に考察されており、何が不適切な軍事行動であったかを筆者が明確に把握していることが理解できる。
それを踏まえて読者として考察した結果、次のような結論に落ち着いた。
日本は明治時代より急速な近代化を進めたが、長らく続いた封建社会と訣別して真に「近代的な国防体制」を築くことが出来なかったのである。
その結果として有能な将校を配した近代的な軍隊を持つことが出来ず、大東亜戦争では米軍に敗北したのである。
過去の日本軍と現在の自衛隊に関して、長年の研究に基づいた素晴らしい分析と示唆に富んだ提言を綴っている著者の三根生久大氏の名前は、敬意と共に心に留めておきたいところだ。
さてここで第一章を要約する。
明治四年二月、西郷隆盛による親兵設立により日本は政府としての初めての軍隊をもつことになった。
明治五年に近衛兵と改められ、西郷隆盛を都督として全国主要都市に志願制を持って常備された。
薩摩、長州、土佐の旧武士の集合体であり、国家という意識は低かったのである。
そのため、徴兵制を採用し、天皇を中心とする国家の軍を組織して内憂外患に備える必要があると山縣有朋の強い危機感があった。
そして明治六年四月、帝国陸軍の建軍に至る。
日本の軍隊では私的制裁が横行していた。
当時の士官以上は武士の出であり、徴兵されてくるものはほとんどが農民と町民であった。士官「平民ごとき輩が自分たちと同様に、国防という大任に就くなどもってのほかだ」と新兵を殴り倒していたのである。
徴兵の新兵は命令に無批判・従順でいかなる困難にも耐えうる強兵となっていったのである。
このあたりには日本軍の極めて強い下士官が錬成されていく過程を表しているように思われる。
次に三章の第一部を要約する。
日本軍は当初軍制はフランス一辺倒であったが、明治20年からプロシア式を取り入れることで軍国主義に急速に傾斜していく萌芽が見られた。
ドイツ式を取り入れた日本では、参謀養成のための陸軍大学校で戦略・戦術・一般教養・哲学を重視した「教養ある武人」の育成に努めたのである。
しかしながら、封建時代の武士に通じる意識が強く残存していた当時の軍人としては、次元の異なるプロフェッショナリズムを理解することは元々困難であった。
当時の帝国陸軍の軍人―将校は、暴力の管理能力という軍人的価値よりも、名誉と勇気といった武人的価値が強く、率先、陣頭に立って兵とその苦労を共にするという方が勝っていたことだろう。
このように本書ではプロシア式の導入が軍国主義の萌芽となったとの論が展開されている。
「近代的な国防体制」をどう定義するかは本書からは若干読み取りにくいところではあるが、前述の軍人的価値を持った将校を育成するシステムを備えるものかと考えられる。
そして、暴力の管理能力という軍人的価値に欠けていたのが、封建時代の武士に通じる意識の残存が原因だったと論じられていることから、やはり日本軍の脆さの原因は長らく続いた封建社会と訣別して真に近代的な国防体制を築くことが出来なかったことだと私は理解する。
これが本書の前半部分を読んで得られる結論である。更に本書では人事問題、作戦の不手際によって太平洋戦線で敗北する様が克明に描かれているが、その根本は「近代的な国防体制」構築に出遅れたことに起因するものと私は解釈している。
「近代的な国防体制」の定義が若干曖昧なのが気にかかるところであり、山縣有朋の視察したフランス、プロシア、アメリカが当時日本よりもどれほど進んだ兵制を持っていたのかは別途考察が必要だろう。
と、ここまでで一旦前半部分をまとめておこう。
さて、本書の中盤〜後半にかけても極めて示唆に富んだ内容となっているので、いずれ他の書籍と同時にまとめておきたいところである。
おまけ、アメリカさん。
アメリカの国防政策―冷戦後の再編と戦略文化 (シリーズ・アメリカ・モデル経済社会)
- 作者: 福田毅
- 出版社/メーカー: 昭和堂
- 発売日: 2011/06/01
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田母神国軍
- 作者: 田母神俊雄
- 出版社/メーカー: 産経新聞出版
- 発売日: 2010/10/23
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分散電源系は可能か
- 作者: SMART研究会
- 出版社/メーカー: 海文堂出版
- 発売日: 2004/11
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そこでとりあえずこの本を読んで勉強してみた。
本書に登場する研究グループの中では、分散電源系が着眼点となる出発点として、大規模な発電所で集中的に発電する集中電源系が発電効率の限界に来ているとの指摘がある。
この指摘が妥当かどうかはわからないが、とにかくこの出発点を軸足として本書では分散減電計の議論が進んでいくのである。
分散電源系の活用
さて、分散電源系の活用方法であるが、それは出力のコントロールと廃熱の利用である。
前者は、小規模な発電機を多数設置することにより、発電機の稼働率を調整して発電量を制御し、化石エネルギー使用の削減に繋げるという発想である。
後者は、小規模な発電機を多数設置することにより、発電機と電力を消費する場所が近くなることを利用して温排水を供給するラインを構築しようという発想である。
上記2点は分散電源系の優位性を主張するための重要なポイントであるが、実現性という意味では大きな疑問符がつく。
発電機の稼働率を調整についてであるが、これは誰が主体となって稼働率を調整するのかという運用システム上の問題がある。最も単純な解決策としては一般電気事業者が行うことになるだろうが、小規模化による管理コストの増大は明らかである。
小規模化して稼働率調整を行うのであれば分散して設置するメリットは全く感じられず、小規模電源を一箇所に集めて集中管理する方が管理上得策である。
となると、期待されるのは廃熱の利用という点である。廃熱需要の季節変動があるだろうし、発電量の制御によって居住地域の発電機が停止させられた場合には廃熱が得られないという問題がおきる。
更には、小規模な発電機が多数で電力を融通するとなると、発電機の増設があったときには、送電網の局所的な容量を見直してその増設を受容可能かという検討が必要になる。
こうなると、分散電源系を社会が採用するメリットというのがほとんど見えてこないように思える。
現状の電力システムを大胆に破壊して分散電源系と市場原理を組合わせた電力システムを構築してその中に自然エネルギーを組込むというのが昨今の世論の多数派を占めていることは確かだが、そういった現状の対極にあるような改革が国民にとって幸せなことであるかは全く不明だ。
今すべきことは現行の電力システムの問題点は何でその解決策は何かという極めて正統的で古典的な思考回路に立ち戻って議論をすることである。
ここまでの議論では分散電源系にける発電所と管轄範囲という「グリッド」の規模は言及しておらず、敢えて定性的な議論にとどまっているのだが、それは「グリッド」の大規模化と小規模化でどのような特徴が現れるかをまず理解することが重要だからである。
今回は小規模化によるデメリットが挙げられるという結果になったが、大規模化にもデメリットがありそれは本書の出発点となっている発電効率の限界である。
そのようなメリットデメリットをよく分析して最適なグリッドの規模を探すことが本来あるべき議論であり、現状分析を放棄して現状の対極に理想的な解を見出そうとするのは単なる現実逃避である。
分散電源系を社会が採用するメリットは殆どないと書いたが、本書のような研究は国民の議論の糧として極めて有益であり、推進して然るべきである。
我々は研究成果をよく理解した上で、社会が採用すべきシステムの決定に向けて、まずは極めて基本的な思考手順を以って議論すべきであろう。
寄せ集めの書評その2
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戦前から国策で鉄鋼業を継続してきた系譜がわかる。
トコトンやさしい錆の本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ)
- 作者: 松島巌
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2002/09/01
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- 作者: 佐々木稔
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 2003/03
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- 作者: 福島巌
- 出版社/メーカー: フットワーク出版
- 発売日: 1998/06
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ワイン学
- 作者: ワイン学編集委員会
- 出版社/メーカー: ガイアブックス
- 発売日: 1998/12/25
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「実にマニアックな本であった。専門家向け。私は専門家ではない。
シャンパンの製造工程の一部が面白い。
瓶内で発酵させた後に、瓶を傾けて保管し、徐々に沈殿を瓶口部に集める。(Remuageと言うそうな)
その後、瓶口を凍らせて沈殿を含んだ氷を取り除く。(Degorgementと言うそうな)
どうやって除くかというと、ただ単に開栓するだけで良い。
発泡の圧力により氷が飛び出るのである。
瓶から内容物が減った分はリキュールを添加する。」
寄せ集めの書評その1
- 作者: 石見徹
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2007/08/01
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それにしても前記二者の因果関係の導出はすんごい大変だ。
それ以前に貧困の定義って何だ?
図解入門よくわかる最新鉄道の基本と仕組み (How‐nual Visual Guide Book)
- 作者: 秋山芳弘
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2009/05/26
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車両のメカニクスにエレクトロニクスに運用ソフトから鉄道システムまですげー満腹。
ファンの懐に偲ばせたい良書だ。
Bluetoothテクノロジーへの招待―仕様開発者による近距離無線通信技術の手引き
- 作者: ブレントミラー,チャトシックビスディキアン,Brent A. Miller,Chastchik Bisdikian,清野幹雄
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2002/05
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これは仕様の話で、電気的な世界からbluetoothを見たい方の欲求を満たすことはできません。
平城遷都1300年記念出版 NARASIA 日本と東アジアの潮流 これナラ本
- 作者: 松岡正剛,日本と東アジアの未来を考える委員会
- 出版社/メーカー: 丸善
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文章はあまり読まんかった。
- 作者: 寺町彰博,リニアシステム編集委員会
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2000/10
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リニアガイドにリテーナを入れるのはすごいのか。
- 作者: 度会好一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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絵とき「サーボ制御」基礎のきそ (Mechatronics Series)
- 作者: 塩田泰仁
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
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位置決め技術のモーターとかエンコーダの説明。
若しくはキーエンスの宣伝。
- 作者: 越石健司,黒沢理
- 出版社/メーカー: 工業調査会
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それにしても、静電容量式の説明がおもろい。
パネル周辺に交流電圧を負荷して、静電容量の変化によって変化する微細な電流量を検出するようだ。
- 作者: 小峯龍男
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- 作者: 日本プラントメンテナンス協会実践保全技術シリーズ編集委員会
- 出版社/メーカー: 日本プラントメンテナンス協会
- 発売日: 1994/04
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各種パッキンにメカニカルシールに、いろいろ載ってます。
- 作者: 高橋徹
- 出版社/メーカー: パワー社
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- 作者: 斎藤幸男
- 出版社/メーカー: 建築資料研究社
- 発売日: 1991/01/01
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